「半導体は人類が生み出した至高の技術」半導体不足から脱炭素まで叫ばれる今、業界歴10年の編集者が伝える専門メディアの魅力とは
こんにちは!ピヨピヨインサイドセールス部の丸山です。
2月は立春もありますが、まだまだ寒さが続きますね。個人的には、2月=バレンタイン=「チョコレート革命」(著者:俵万智)という、愛読する短歌の本を連想します。(特に好きなのは「カルカッタ編」です。)実際のチョコレート作りは…誰かにお渡しするレベルになるには訓練が必要そうです。皆さんは、2月と聞いて何を思い浮かべますか?
さて、今回のテーマは「半導体にまつわる業界動向と専門メディアの実態に迫る!」です。供給不足や新技術開発など、様々な点から半導体が話題に上っています。その半導体について、専門メディアEE Times Japan/EDN Japanとその編集者の魅力も合わせて深掘りしていきます。
EE Times Japan
は、エレクトロニクス業界で活躍するプロフェッショナルに向けたエレクトロニクス総合情報メディアです。グローバルに広がる取材網を生かし、世界中のエレクトロニクス関連ニュースをいち早く届けます。
EDN Japan
は、電子機器、エレクトロニクス技術を開発、設計するエンジニアに役立つ実用的な情報に特化した専門技術メディアです。 エレクトロニクス技術の基礎から応用までを網羅する、生きた技術情報が手に入ります。
供給不足や新技術開発など、様々な点から半導体が話題に上っています。その半導体について、これら「EE Times Japan」「EDN Japan」とその編集者の魅力も合わせて深掘りしていきます。今回は編集者の村尾さんに直撃インタビューしました!
村尾 麻悠子さん
- 2011年入社~現在
- 現在はEE Times Japan/EDN Japan編集部において「半導体/エレクトロニクス業界全般」を担当
- 執筆記事一覧村尾麻悠子 - ITmedia 著者別インデックス
- 趣味は旅行(コロナの影響でどこにも行けないため、ハンガリー刺繡を始めようか検討中)
1.半導体関連情報のプロフェッショナル
丸山:
よろしくお願いします!はじめに、アイティメディアにおける村尾さんのキャリアについてお伺いさせてください。
村尾:
はい!アイティメディアのEE Times Japan/EDN Japanにて半導体領域を中心に編集を担当しています。入社前から環境問題に関心があり、環境関連の仕事を目指して就職や転職をしてきたのですが、ふと気づいたら半導体業界の専門媒体の編集記者というポジションにたどり着いていました。ただ、半導体やエレクトロニクス技術は、環境問題とも密接な関係があるので、興味を持ってこの領域を10年間コツコツと開拓してきました。半導体を専門に扱う編集記者は少ないので、「道を極めやすい+極めたい」という思いもありました。特に日本では、この分野の女性編集記者は、ほとんどいないと思います。専門的で難しい分野の一つではありますが、その分やりがいを感じています。
2.半導体が持つ可能性
丸山:
ありがとうございます!では、その道を進んでいる村尾さんにとって、半導体技術とはどんなものでしょう?
村尾:
半導体技術は、人が生み出した至高の技術の一つだと思っています。また、(半導体に限らずですが)技術の進歩はやっぱり面白いと思います。半導体技術の進化から、私たちの日常生活の未来を垣間見ることができるのも魅力です。
現代では、半導体は、家電からモバイル機器、データセンター、衛星まであらゆるモノに使われていて、“半導体が搭載されていない機器”を見つける方が難しいです。旧Facebookが企業名を変更してまで注力するメタバースも、その進化の鍵は半導体が握っています。
ですが私は「believe in technology」というよりも、「それを使う人間」の方を信じたいです。
丸山:
技術を活かせるかどうかも、私たち次第なのですね。最近では半導体不足が話題ですが、半導体に関する直近の村尾さんの注目テーマは何でしょう?
村尾:
「カーボンニュートラル」ですね!
関連情報:脱炭素を追い風にするために
(他には各技術にも注目しています。半導体業界 2022年の注目技術)
丸山:
10年も前から関心を持たれていた、環境問題に繋がりますね。まさかさらりと伏線回収されるとは!(思わず「時代が追いつきましたね!」とツッコミを入れてしまう)
村尾:
これまで続けてきた仕事が、もともと目指していた分野と交差するなんて、思いがけない状況ですね。一つの分野を長く続けていると、こんな素敵なことも起こるのですね!(笑)
3.「専門性×グローバル規模」が相乗効果を生む
丸山:
ありがとうございます。では次に、村尾さんの考える、EE Times Japan/EDN Japanの魅力をズバリ教えてください。
村尾:
大きく2つありますね。1つ目は、半導体技術にいつでも全力で向き合い、情報発信できるメディアであることです。取材を通して、これから社会を大きく変えていくであろう新しい技術や製品に触れることができるのは、とても嬉しいことですね。
2つ目は、媒体の世界的なネットワークによって、より上質でグローバルな記事を届けられるメディアであることです。
EE Times Japan/EDN Japanはアメリカ、中国、台湾など様々な国で展開されているメディアです。グローバルな規模感で情報をキャッチアップできる状況であることはとても貴重だと思いますね。
例えば、国内外問わず同メディアの記者へのコンタクトが取りやすいです。特にコロナ以前は、海外の展示会に出向き互いのネタを共有することもよくありました。今はメールで、「この記事のこの部分は、どのような意図で書いたのか?」など、疑問点を解消したり、「こんな面白いネタがそちらの国にあるから取材してみて!」と情報を共有したりしています。
丸山:
ありがとうございます。メディアの専門性、そしてグローバルな規模感が掛け合わさって今のEE Times Japan/EDN Japanがあるのですね!特に、EE Times Japanは直近トレンドをテーマに扱い、分かりやすい情報が集められている媒体ですよね。最後に、そんなEE Times Japanを一言で表すと何になるでしょうか?
村尾:
「半導体業界の“プロンプター”」ですね。カッコ良く言いましたが、≒「“舞台のカンペ”のようなお助け役」という表現も近いかもしれません。仰る通り、EE Times Japanは最新の業界動向を主に扱っており、専門的ながらも楽しんで読み進められる記事が多いと思います。半導体業界に携わる方々をはじめ、半導体関連の基礎や最新情報を知りたくなったら「いつでも頼れる!」メディアです。…厳密には、より一層そんな存在になれるよう、編集者として今後も努めたいという想いを持っています。
以上、半導体を巡る業界動向と専門メディアにて活躍する編集者のリアルな声をお伝えしました。今後とも、直近の市場の注目キーワードと共に、メディアの魅力を掘り下げていきたいと思います!
引き続きよろしくお願いします!
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