ピヨピヨインサイドセールスの成長記

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「それが私の生きがいです。」敏腕編集者が伝える、ITエンジニア業界と専門メディアのリアルとは?

こんにちは!ピヨピヨインサイドセールス部の丸山です。

年の瀬も近づき、「あっという間だったな」と一年間を振り返る恒例の時期がやってきました。ちなみに私の今年のハイライトは、応援するプロ野球チーム(阪神タイガース)が惜しくもリーグ優勝を逃したことです。しかし、数多くの感動をくれたこのチームを、もちろん来年も応援します。丁度1年後には、「優勝しました!」とこちらのコラムに呟く予定です。

と余談が長くなりましたが、今回のテーマは、「ITエンジニア業界と専門メディア”@IT”のリアルに迫る!」です。


@ITは、ITエンジニアを読者層の中心とする技術情報専門メディアです。システム構築、サービス開発などにおける問題の解決に役立つ情報を詳しく解説しています。

近年は、人手不足など様々な観点から話題に上る「ITエンジニア」ですが、
@ITはメディアとして、具体的にどのような役割を果たしているのでしょうか。ITエンジニア業界の実態と合わせて、深堀っていきたいと思います。
今回、@IT編集部 鈴木さんに詳細をお伺いしました。



鈴木麻紀さん

  • 2004年入社~現在(アイティメディア歴17年の大ベテランさん)
  • 現在は@IT編集部において「@IT自分戦略研究所」を担当
  • 執筆記事一覧 https://www.itmedia.co.jp/author/145731/
  • 趣味はボクササイズ

あまりにも誠実な@IT読者

丸山
本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、鈴木さんの考える@ITの魅力について、ズバリ教えてください。

鈴木
はい!読者がとにかく実直、誠実であるところです。            

丸山
記事の内容云々ではなく、「読者」が主語なのですね!と言いますと?

鈴木
「メディアの主役は読者である」と私は思うためです。
@ITの読者は、例えるならば、超絶素敵女子なのにまだ自分の魅力に気が付いていない、漫画でよくある「メガネをはずしたら美人女子」です。

具体的なエピソードを一つ挙げますね。
わが社のコーポレートサイトには問い合わせフォーム(記事内容について | 運営メディア紹介)があり、読者はそこから記事への感想を送ったり間違いを指摘したりできるんです。

誤字脱字や情報の誤りを指摘する際、他のメディアの読者は手厳しい表現が多かったり、お怒りモードだったりするのですが、@ITの読者は「ご指摘+いつもありがとうございます。」とねぎらってくれたり、「+早く修正した方がいいかもしれません」と心配したりしてくれることがとても多いんです。

丸山
そうなんですね!言葉一つで、受ける印象がかなり変わりますね。
読者との繋がりを感じられるとても素敵なエピソードですね。

鈴木
定期的に行う読者アンケートでも、フリーコメント欄に読者から励ましや応援の言葉をたくさん頂きます。

技術の研鑽に熱心なのはもちろんのこと、人としても本当に誠実で、魅力的な人ばかりです。
@ITの読者は、日本一と言っても過言ではないと私は思っています。

丸山
ありがとうございます。メディアから読者に情報を提供するという形式ではなく、読者と私共でメディアを作り上げていくという、仲間の様な関係性であることも改めて感じました。



エンジニアのリアルな転職事情

丸山
次に、@ITのサブカテゴリの一つ「自分戦略研究所 : ITエキスパートのための成長支援メディア」、中でも「ITエンジニアの転職事情」についてお伺いします。
直近の市場での動きを踏まえ、鈴木さんはこちらをどう捉えていますか?

鈴木
2極化しているように感じます。ITエンジニアには、スペシャリストとしての「Engineer」と、頭数としての「Technician」があり、Engineerはいつの時代も引く手あまたです。
今は社会情勢もあって双方売り手市場ですが、受け身の仕事の仕方やキャリア形成をしていると、Technicianにはいずれ冬の時代が来ると思います。


関連情報:
内製開発に必要なのは、エンジニアではなく“Engineer”-@IT


丸山
同じ「エンジニア」でも、「創る人」と「作る人」がいるのですね。
スペシャリストとしての「Engineer」になるために必要だと思われることは何でしょう?

鈴木
意識と行動ではないでしょうか。

淡々と作業をするのではなく、自分の作っているものは「何のためにあるのか」、そのためにやるべきは何であるのか考える意識、それを実践する行動、その行動を起こすために必要な学びを続けることが重要であると考えます。

自分を変えるのは自分です。
@ITを含むメディアは、あくまでもそれを支援することしかできません。


丸山
ありがとうございます。
そのような想いが(間接的ながらも)@ITの読者にも伝わり、先程の「日本一の読者エピソード」が生まれるという好循環が生まれているのではと感じました。


「エンジニアの地位向上」に向けて

丸山
加えて、@IT内の「自分戦略研究所」における、直近の注目テーマがあれば是非教えてください。

鈴木
一言で表すと、「ITエンジニアの地位向上」ですね。

ITエンジニアが正しく評価され、活躍できるようになるには、企業や社会サイドでは、早期からの教育、業界構造の是正、企業の意識の変革などが必要です。

それと同時にITエンジニアサイドも、正しい知識を得て、胆力と技術力を鍛えなければならないとも考えます。

メディアができることとして、私は「正しい知識を伝えること」(業界構造の現実、本当に鍛えるべき能力など)、「気づきのきっかけを提供すること」を心掛けています。

それらの情報を見て、良いor悪いものなのかどうかの取捨選択は読者一人一人にしてもらえたらと思いますね。

今までIT業界におけるエンジニアの厳しい境遇を見てきたからこそ、少しでも変えたいと思っていますし、まだまだ変えられる余地はあると思って日々業務に努めています。


関連情報:
IT業界リファクタリング-@IT
ポストコロナのIT業界サバイバル術 -@IT
ニューノーマル時代のセルフモダナイゼーション-@IT



丸山
ありがとうございます!
あくまでも中立的な立場で情報発信をされる@ITの姿勢は、まさにアイティメディアの全社的な倫理観にも繋がっていますね。

それでは最後、そんな@ITに、もしもキャッチコピーを付けるとしたら何にしますか?


鈴木
「エンジニアに寄り添って20余年。真心の@ITでございます。」ですね。

@ITは決して、派手なキラキラ感はないけれど、調べればきちんとそこに欲しい情報が書かれているメディアです。
私もアイティメディアに入社する前から、一読者としてそれを感じていました。
今後も私は、@ITを通してITエンジニアのキャリアをより良くしていきたいと考えています。
それが私の生きがいです。




以上、ITエンジニア業界のリアルと合わせて、@ITの魅力の一つをお伝えさせていただきました!私個人としても、今後とも継続的に学んでいきたいと考えるテーマです。

来年も、知られざるアイティメディアの媒体の魅力や、マーケター向けお役立ち情報を発信していきたいと思います。

引き続き乞うご期待いただけますと幸いです。

それでは皆さま、良いお年をお過ごしください…!


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丸山
丸山
アイティメディア株式会社 営業本部 市場開発統括部 インサイドセールス部 所属。 BtoBマーケティングの難しさ・面白さを日々実感しており、書籍やオンラインイベントなどを通して勉強中。また、最近の趣味はもっぱらプロ野球観戦(セ・パリーグ問いません)。こちら2つについてまだまだ初心者のため、是非ともアドバイスのほどお待ちしております。
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