編集のプロに聞いた、読まれるメルマガの法則!【ビジネス系メディア編】
こんにちは!ピヨピヨインサイドセールスの半田です。
最近は雨模様なことも多く、ジメジメと辛い日々が続いておりますね。
そう、これが梅雨というやつですね!北海道には縁のない時期だということもあり、毎度新鮮な気持ちでこの季節を迎えております。
皆さんに於かれましては、何か対策や工夫などはされていらっしゃいますでしょうか?おススメがあれば是非ご教示ください!
さて、前回、前々回に引き続き「編集部に聞いたメルマガ配信のコツ」【ビジネス系メディア編】をご紹介いたします。
最終回となる今回は、編集局 NB編集統括部 統括部長 兼 ITmedia NEWS編集長の本宮さんにお話しを伺いました!2019年から弊社のビジネス系媒体の統括をされている、尊敬する先輩の一人です!(本宮さん、ありがとうございます!!)
※今回は、弊社編集部が配信している会員制メルマガの視点から取材を行っております。企業様のハウスリスト宛てのメルマガとは若干異なる部分があるかと存じますが、皆さんのご参考になる箇所もあるかと存じますので、是非ご一読ください。
~編集部に聞いた3つのポイント~
1:タイトルのコツ
①冒頭の3要素以内にニュース性を表現する
「文章を読んで理解していただく」という発想を捨てる。ターゲット読者にとってのニュース性(おどろき・グッとくる何か)をできるだけ少ない言語要素の掛け算によって表現することが重要です。いかに自分に役立つ情報であっても、「役立ちそうだ」と感じるまでに長い文章を読む必要があるとなると、興味関心を持つまでに離脱してしまいます。
②タイトルは文章というよりも「ビジュアル」に近いと考える
この考え方に沿ったタイトル付けで重要になるのが、自分たちが向き合うべき対象読者は誰かと、彼らはいまどんな課題を持っているかを知っておくことが大切です。そこを明らかにしないままにコンテンツを作っても全く意味がないものになってしまいます。
2:本文のコツ
①冒頭では「共感」要素を重視する
上記のようなタイトル付けでコンテンツに着地した読者は、「自分にとって本当に役立つ内容があるのか」を考えている段階です。あなたの課題に寄りそっていますよと示すことで、具体的な内容に進んでいくモチベーションが生まれます。
②最後まで読んでもらうための「優先順位付け」
ニュース記事の書き方の大原則に「逆三角形」という考え方があります。読者にとって重要性が高い順から話題を展開していくことで、離脱を防げる(人は「重要性が低い=どうでもいい」と感じた瞬間に離脱する)という考え方です。最後まで読まれる前提で本文を構成するのは避けた方がよいです。
③「コミュニケーション」であることを忘れない
「読者が感じるであろうこと」を常に先回りして予想し、「読者が感じたであろうこと」へのアンサーを次のセンテンスに記します。この繰り返しによって、文章は読者不在ではなく「会話」が成立します。日常の会話と同様、文章の中でも読者とのコミュニケーションが成立していれば、最後まで読もうとする強力なエネルギーになります
3:その他の工夫
①コンテンツには時事性を持たせるべし
重要なのは想定読者にとってのニュース性です。大切な考え方は、「自分たちが誰に情報を届けたいか」を前提として、届けたい情報の「ニュース性(届けたい相手が関心を持つ要素)」と向き合うことです。この考え方に基づけば。自社内のあらゆる情報は見込み顧客にとって有意義なコンテンツになり得えます
②打ち出し方をお悩みの方へ
自分の姿を道具もなしに見ることが難しいように、自社の良さを自社で見つけることは容易ではないです。もし、どうしても自社の打ち出し方が思いつかないのであれば、外部から自社の特徴を知る機会を作ることもご検討ください。「こういう人々にコンテンツを届けたいけど、彼らがいまどんな課題感を持っているか分からない」「効果的なコンテンツの打ち出し方が分からない」といった場合、ぜひご相談ください。
第三弾は、編集局 NB編集統括部 統括部長 兼ITmedia NEWS編集長の本宮さんにお話しを伺いました。「メルマガ配信のコツ」シリーズはこちらで以上となりますが、皆さんいかがでしたでしょうか?個人的には、読者層や媒体によって伝え方も様々で、とても勉強になる日々でございました。
今後も皆さんのお仕事のお役に立つ情報を発信していきたいと思いますので、ご意見・ご感想を是非いただけますと幸いです!
本宮 学
アイティメディア株式会社
プロフェッショナル・メディア事業本部
編集局 NB編集統括部 統括部長 兼ITmedia NEWS編集長
1988年、千葉県生まれ。
新卒入社したアイティメディアでエンタープライズITや先端テクノロジー分野を取材し、新メディアの立ち上げにも参画。2016年4月からITmedia NEWS編集長。在職中にメディア規模を2倍、事業規模を2.4倍に成長させる。2019年1月からはITmedia ビジネスオンライン編集長も兼務し、同年10月から現職。NEWS/ビジネスオンライン両メディアの統括責任者として、情報発信と企業マーケティング支援の両面を担う。
ご感想はこちらよりお寄せください。